御所人形
御所人形
御所三番叟
平安のころ、清少納言が「いと美し」と書したように、稚児の愛らしい姿は日本人形のかわいらしさの原点になり、後に御所人形として完成されました。
御所人形には、裸形、豪奢な衣装姿、様々な見立てになっても、全て童形で愛らしく三つ割に創られます。
また、木彫りの素地に胡粉を何重にも塗り重ね、白い透き通るような艶やかな肌し、一筆一筆、繊細に毛髪や水引を含む面相を表現するのが特徴です。
「平安時代から江戸時代、遥か時を隔てて相通う美しさがある。」これこそが日本人が伝え、育んできた美意識に他なりません。
御所人形は、朝廷の御慶事や御出産、御結婚等、様々な祝祭事の際に飾られてきた人形です。
また、木彫りの素地に胡粉を何重にも塗り重ね、白い透き通るような艶やかな肌し、一筆一筆、繊細に毛髪や水引を含む面相を表現するのが特徴です。
「平安時代から江戸時代、遥か時を隔てて相通う美しさがある。」これこそが日本人が伝え、育んできた美意識に他なりません。
御所人形は、朝廷の御慶事や御出産、御結婚等、様々な祝祭事の際に飾られてきた人形です。
江戸時代に西国の大名が参勤交代で江戸に赴く途中、京都の宮廷に立ち寄り、贈り物をした際の返礼としてこの人形が贈られ、宮廷や公家、門跡寺院等の高貴な人々の間で愛された人形です。
名匠・野口光彦から伝えられてきた鈴木人形の御所人形にも、当時からの愛らしさと、古き良き伝統の息吹が宿っています。