つるし飾り
「つるし飾り」は、金襴、友禅、ちりめん等の布を用いて作った細工物を、
紐で繋げ、竹等で作った輪に吊るした飾り物です。
江戸時代には、つるし飾りの一つ一つに長寿や健康などを願う意味があり、
女の子誕生のお祝いとして届けられ、桃の節句に飾ったと云われています。
九州柳川の「さげもん」、静岡稲取の「つるし雛」、山形酒田の「傘福」等が有名ですが、
実は、インドや中国、北米等でも形は違えど、願いを込めたつるし飾りを
飾る風習があるのが大変興味深いところです。
日本では、桃の節句、女の子が誕生した際に、親類縁者が作って持ち寄り、
雛飾りの代わりとして飾ったり、雛壇飾りの両側に飾る等する風習がありました。
鈴木人形では、桃の節句のつるし雛だけでなく、端午の節句用、長寿祈願つるし飾り、
その他お祝いの用つるし飾りを製作しています。
それぞれの細工は、豪華にボリュームを持たせて作りますので、
贈っても、贈られても大変喜ばれるつるし飾りです。
お好みとご予算に合わせて品物をお選びください。