ひな人形FAQTOP > ひな人形FAQ雛人形FAQについて当社に寄せられる雛人形についてのご質問の中から、特に多いお問い合わせ及びその回答を掲載いたします。 下記内容以外にもご不明な点がありましたら、お問合わせフォームまたはお電話にてお気軽にお尋ねください。雛人形FAQ(お客様からのよくあるご質問と回答) すべて開くQ1:初節句、上巳の節句、桃の節句とはなんですか?A: 節句とは、お子様が誕生し初めて迎える節句で、3月3日のひなまつりがこの日に当たります。 また、3月の最初の巳の日であることから、正式には「上巳の節句」と言います。 さらに、この頃は桃の花が咲く時期なので別称として「桃の節句」と呼ばれています。 平安時代の宮廷貴族のひな遊びや上巳の祓いの流しびなが起源と言われ、三月三日と定められたのは今から約300年以上前のことです。 Q2:なぜお雛様を飾るのですか?A: 人形は、平安時代中期から行われるようになった、「流し雛」と「ひいなあそび」が結びついたものです。人形に厄を移して川に流す風習と、子供が健やかに育ってほしいとの願いを込めて、雛人形を飾るようになりました。江戸時代になると、武家や町人社会で段飾りなどを飾るようになり、ひな祭りが盛んに行われるようになりました。3月3日の節句が女性だけのお祭りになったのは、この頃からです。Q3:雛人形は誰が買うものですか?A: 初節句に飾るお雛様は、一般的に里方から贈るものですが、昨今では両家で折半することも多くなっています。親戚や友人からは、市松人形、わらべ人形、つるし飾りなどを贈ってお祝いするのが一般的です。 Q4:雛人形を飾る時期としまう時期はいつ頃ですか?A: 立春(2月4日)頃から2月中旬にかけて、遅くとも節句の一週間前までには飾ります。 お節句が過ぎましたら、3月中にはしまうことが一般的です。 また、よくお雛様をしまうのが遅れると、お嫁に行くのが遅れると心配されますが、全く根拠のない風説に過ぎませんのでご安心ください。天気が良く、乾燥した日にしまうとことをおすすめいたします。 飾りつけも、しまうこともとても楽しいものです。是非、ご家族皆様でお楽しみください。 Q5:しまう時に気を付けることはありますか?A: 毛ばたきなどで着物や道具などを丁寧にほこりを払ってください。頭(かしら)に同じ毛ばたきを使うと、汚れ付着や髪の乱れの原因となることがありますので、小筆などを使って頭の埃を優しく払ってください。 人形は湿気を嫌いますので、押入れやクローゼットにしまうときは、出来るだけ高い場所に置いてください。その際は、人形が動かないように紙などを優しく詰め、人形用防虫剤を入れて梱包してください。 防虫剤は、直接人形に触れないように箱の隅などに入れてください。 Q6:男雛と女雛は左右どちらに飾ればいいですか?A: 現代のお雛様の多くは向かって左に男雛、向かって右に女雛を配置しています。飾り方の説明書などもそうなっています。 ところがお店の陳列、地域によって反対の場合を時々見かけますが、どちらが右でも左でも、間違いではありません。 江戸時代までの日本の礼法では、上座が左だったため、京都や、昔の習慣を大事にする地方では、男びなを向かって右に飾ります。しかし、現在では欧米のマナーの影響を受けて右上座が定着していますので、男雛は向かって左、女雛は右に飾るのが一般的です。Q7:女雛の髪形にはどういう種類がありますか?A: 女雛の髪型には、「おすべらかし」と「古典下げ髪(割毛)」という種類に別れます。 おすべらかしは、宮中の行事などでもおなじみの髪型で、雛人形には最も多く使われています。 古典下げ髪は、別称で割毛とも呼ばれ、平安時代に誕生した日本古来の髪型で江戸時代、明治時代のおひな様にも用いられた気品のある髪型です。下げ髪の製作は、より高度な技術を要しますので、この髪型を作ることの出来る職人は非常に少なく、限られた雛人形に施されます。 鈴木人形では、どちらの髪型のお雛様も製作していますので、お客様のお好みでお選びいただけます。 Q8:雛人形選びのポイントを教えてください。A: まず大凡の予算を決め、飾る場所のサイズをお調べください。 雛人形には、衣裳着人形と木目込人形がありますが、お顔、衣裳、形、サイズのバランスなど、全体の調和のとれたものをお選び下さい。 現代のお雛様は、サイズ、飾り方も多種多様になっていますが、一番のポイントはなんといっても雛人形本体です。特に、頭(お顔)はお雛様の印象を決定づけるものですので、じっくり雛人形を見ていただき、お好みの衣裳やその素材、着物の着せ方、そしてお顔の作りの良さでお雛様をお選びください。 屏風や飾り台などは、そのお雛様を引き立たせる装飾品ですので、屏風や飾り台でお雛様を選ばないことが重要だと思います。 いつかお子様が大きくなった時、このお雛様を選んだ理由を語り伝えてあげることも、とても素敵なことですね。Q9:雛人形の値段の違いは何の違いですか?A: 雛人形本体では、人形の作り、衣裳、装飾部品などに用いる材料の品質、その仕立て方、製作にかけた手間と時間、製造数でもそれぞれ価格の違いがあります。 御道具や飾り台の付属品でも、その素材と、仕上げの細かさ、絵の技術、細工などで値段が決まります。 お雛様の仕立ての違いなどにつきましては、お気軽に鈴木人形のスタッフまでお問い合わせください。 Q10:次女や三女へはどうしたらいいですか?A: 雛人形は、親から与えられた最初の贈り物として、そのお子様だけの一生の宝物になるものですので、次女様、三女様のご誕生の際にも長女様の時と同じように新しいお雛様でお祝いされることをお勧めいたしますが、次女様、三女様の際には、市松人形や浮世人形を贈られるケースもあります。Q11:昔の雛人形を飾りたいのですが、部品を購入できますか?A: いつまでもお雛様を大切にしていただくことは、人形師にとってとても嬉しいことです。 鈴木人形では、お雛様本体の部品欠損にご対応いたします。 もちろん、雪洞や御道具、飾り台、屏風などは、一部を除き単品でご購入いただけます。 お手持ちのお雛様をお持ちいただければ、お雛様に合ったお探しの部品がすぐに見つかります。Q12:三人官女の一人だけ眉がないのはなぜですか?A: その昔、女性は結婚をすると眉を剃り、歯を黒く染めました。三人官女の真ん中の人形は、既婚の女官長なのです。両側の官女は眉があるので未婚の女性ですが、一人は口を開け、一人は口を閉じています。 このようにお雛様は、15人が全部違う顔、違う表情しています。Q13:雛人形の処分はどのようにどうしたらよいですか?A: 人形のまち・岩槻では、毎年11月3日に、岩槻城址公園にて岩槻人形供養祭が開催されていますので、お持込みください。 年に一度の岩槻人形供養祭の時期にかかわらず、鈴木人形では、ご供養を希望される大切なお人形をお預かりしています。岩槻人形供養祭までの間、お人形を当社工房内にて大切に保管、人形供養祭当日にはお客様に代わってご供養を承っています。 人形供養代行サービス詳細については、下記リンクをご参考ください。 鈴木人形人形供養代行サービス http://www.suzuki-ningyo.com/publics/index/57/ ▼その他のお問い合わせ